噂の発信地って特定できるのだろうか。
この小説のお話のように「意図して」噂を立てようとしたものならばできるものなのか。

噂通りの犯行が行われたら,そりゃその関係者の中に犯人がいるだろうと想像する。
まぁ実際には,「犯行に利用するために,そういう噂を流させた」という点で
杖村より西崎の方が一枚上手なのかなぁなんて思ってしまった。

しかし,小暮と娘の菜摘のほのぼの会話がラストでの伏線になっていたとはなぁ。
お母さんを事故で亡くしての 2 人暮らしとはいえ,
なんか会話の多い親子だなぁとは気になっていたのだけど。

夜中に読んでいたので,読後感悪くて,なかなか眠れんかった。

噂 (新潮文庫)

噂 (新潮文庫)