飛びすぎる教室

勉強シリーズの最終巻。
先生の授業中の雑談よろしく,10のお話が書かれている。

自分はこの中で,天使の話が一番面白かったのだが,
アメリカ映画のアチコチに天使信仰を示すシーンがあるなんて知らなかった。

アメリカ人は,純真無垢で,ちょっとおつむの弱い人間は天使である,と考えるのが好きだ。(p.193

ということらしいから,今度からよく見よう。

羽根がでてきたりしたら,それはもう天使が出てくる話らしい。
もちろん,天使そのものが出てくる訳ではない。

この話を読んで,『フォレスト・ガンプ/一期一会』を見たときに持った違和感が見事に解消された。
彼は天使だったのだ。だから,彼の周りでいろいろと不思議なことが起こっても
不思議ではなかったのだ。なるほどなぁ。

飛びすぎる教室 (講談社文庫)

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