寝台特急「北陸」殺人事件

久しぶりに西村京太郎を読んだ。
中学生のときにハマってかなり読んでいたけど,大学生になる頃には読まなくなっていた。
今回の作品は北陸を舞台にしてあるので,読んでみようかと思いブックオフで購入。
身近な地名がいっぱい出てきて面白かった。

読み始めてすぐに犯人は分かった。
設定を考えると他にあり得ないから。トリックはなんとなく。

でもこの話では「友だち」とか「友情」とかがテーマになっていたのか,
「あなたの知っているのは学生の頃のことでしょ」とか「学生の頃とは変わった」とか
「人って変わるのよ」とか……結局は変わらずにいられることが羨ましいみたいな。

しかしあそこまで変われるものか。
自分の欲望のために4人殺して,1人を未遂。
捕まれば死刑しか判決が下りそうにない。
それでもやるのか?

寝台特急「北陸」殺人事件 (光文社文庫)

寝台特急「北陸」殺人事件 (光文社文庫)